経皮毒ってなんだよ?ばっかじゃねーの! | saysonの「生きることは壮大な人体実験。」

経皮毒ってなんだよ?ばっかじゃねーの!

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「シャンプーでも、界面活性剤や溶解剤が皮膚から浸透するのではないか?」って?

「『経皮毒』が心配だ!」って?

ネットで成分調べて、安全性の高いと言われている成分で作られているシャンプー、探す?

そんなの、探してる時間があるんなら、
まず、これから調べてみようよ。

 

経皮毒(けいひどく)とは皮膚から有害性のある化学物質が吸収されることとして、参考文献の著者がその著書で述べている造語。おもに健康法に類する著作に多く見られる俗称であり、学術的には用いられない。

化学物質の有害性は、傷害を受ける臓器、メカニズム、エンドポイントなどによって、急性毒性、皮膚腐食性/刺激性、眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性、呼吸器感作性、皮膚感作性、光毒性、変異原性、発癌性、生殖毒性などのそれぞれの観点から検証され、薬学的には投与(吸収)経路によって毒物区分することは無い。もっとも近い学術用語は経皮毒性 (dermal toxicity)であり、皮膚に適用した試験という意味で用いられる。

インターネット上には「毒」を体外へ排除することを根本原理とする種々の健康法に関する情報が溢れているが経皮毒もその一つである(記事 デトックス#問題点に詳しい)。それらの健康法に関する記述の多くは、科学的に裏付けのないものが多い。

平成20年2月20日、経済産業省は、経皮毒という用語を用いて他社製品の不安をあおり自社商品購入の勧誘を行っていた事業者に対して、特定商取引法第34条第1項第1号(商品についての不実告知)を適用し、業務停止命令を行っている。経済産業省が発表した文書のなかで、当該部分は以下の通りである。

(ウィキペディアより)

 

ということで、、、
医学的には『経皮毒』という言葉は存在しない。

では、皮膚ってものを考えてみる。

皮膚 物質の透過

皮膚は物質の排泄する役割も持つ。動物によって特に大きく異なっている機能は、皮膚の物質透過性である。ほとんどの陸上動物は、体内の水分を体外に奪われないよう、皮膚は水分を通さないようになっている。

これはその動物がどのぐらい乾燥した環境に適応できるか、ということと密接に関連している。

それに対し、水中で生活する動物の場合はもう少し複雑である。海中で生活する動物の場合、海綿、クラゲなどの比較的単純な動物であれば、体内で細胞外にある液体(体液)は海水とその成分は同じであるため、皮膚は海水が体内に入るのを遮断する必要がない。

こういう動物は、逆に、皮膚を通して酸素を含んだ新しい海水を取り入れたり、老廃物を含んだ体液を排出することも可能である。しかし、海産魚など、より複雑な構造を持つ動物になると、体液の濃度は海水そのものよりも薄いため、この場合には皮膚を通して海水が浸入しないように、同時に、浸透圧の差の関係で、体内の水分がより高い塩濃度の海水に奪われないように、水分をできるだけ通さない構造になっている。

逆に、淡水で生活する動物では、体内の塩分が重要であり、これが体外へ奪われないようになっている。淡水魚や両生類もこれに属する。

また、水分の透過性のある皮膚ではそれに溶け込んだ空気を一緒に透過させることも可能である。海中の無脊椎動物などのほか、一部の両生類などでも発達しており、皮膚呼吸と呼ばれる。

 

えっ?難しいって?(笑)

陸上で生活する動物(人間も!)の皮膚は、
体内の水分を体外に奪われないように、
皮膚は水分を通さないようになってる。

 

 

で、皮膚から体内に吸収されるかって問題。

そりゃ、あるだろうよ。

湿布薬、ニコチンパッチなんかがそう。
でも、これは『経皮吸収型製剤』と言って、
皮膚に密着させて、皮下の血管から血液に取り込まれることで、
皮膚やその近くの組織ではなく全身への作用を期待するもの。

これらは、製剤側で放出を制御したり、皮膚の透過速度が一定であることを利用し、
①長時間にわたって血中濃度を一定に維持することができる
②肝臓での初回通過効果を回避できる
③経口投与ができない患者にも容易に適用できる
といった利点がある。

薬物の皮膚透過の速度は一般に遅くて、
適用できる薬物は限られている。

 

まぁ、結局、、、。

・皮膚は水分を通さないようになっている
シャンプーは、水に濡れているときに使用するもの。
湿布やニコチンパットのように、貼りっぱなしとは違う

・薬物の皮膚透過の速度は一般に遅い
シャンプーをしている時間なんて短い。
しかも、そのあとに、すぐすすぐ。

・皮膚透過で適用できる薬物が限られている
シャンプーなどに配合されている成分はほとんどないようだ。

 

それにさ、

シャンプーや化粧品の成分表示を見て
どの成分が安全だとか危険だとか
いろいろと騒ぎ立てている人もいるけどさ。

 

量的概念が抜けてないかい?

 

さいそん的個人の意見。

「毒かどうかは用量による」

 

もし、微量は吸収されてしまうとしても、
シャンプー程度の濃度と時間で
どれだけ体内に害がおこるのか???ってこと。

 

 

 

ちなみに。

シャンプーなどで、よく悪い成分として有名な「ラウリル硫酸ナトリウム」。

1970年代に発癌性が指摘され厚生労働省によって精密な追試が行われたが発癌性は確認されていない。東京都立環境衛生研究所の調査でも毒性は無いとの結論に達している。

けれど、

石鹸を含む
他のすべての界面活性剤と同じく皮脂を取り除くため、
皮膚や眼に炎症を起こす可能性がある

なんて、書いてある。

これは、経皮毒とは関係ない!
体内に入って、蓄積されるとかじゃなく、ただ単に皮脂を取り除くってことだからね!

んで、スキンケア商品などで皮膚透過をするものがあるなら、
シャンプー剤でも透過するんじゃないかって話だけど、

これは、経皮毒うんぬんじゃなくて、
皮膚のどこまで浸透するかだと思うよ?

体内に入って、血管に入って、子宮の中まで・・・
じゃなくて、
皮膚のどの層まで浸透するか?とかってこと。

それで効果が違うんじゃないの?

 

 

さらに、頭皮湿疹など異常があるときにシャンプーを使うと、
成分が浸透するのが心配だって聞かれることがあるけど、

考え方しだいかな?

湿疹などの度合いにもよるし。

 

ただ、浸透の心配より、
界面活性剤は、皮脂を取り除くため、
炎症をおこすことがある。

これはあるんじゃないかな。

だから、シャンプー&トリートメントには
容器の裏に

「頭皮に傷やはれもの・しっしん等、
異常がある時には使用しないでください。」

って書かれているものがある。

 

 

ということで、

経皮毒 っていうのと、皮膚に炎症を起こす可能性っていうのは
さいそんは関係性がないと思うんだけど。

 

 

あなたは、どう思う?

 

 

 

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