時間を守る人が静かに積み上げているもの

時間に遅れる人がいます。

きっと悪い人じゃない。

仕事もできるし、話せば面白い。

でも、だいたいいつも遅れてくる。

5分。

10分。

たったそれだけの話に見えるかもしれない。

でもね。

時間って、ただの数字じゃない。

時間に遅れるということは

相手の生きている時間を

奪っている、ということでもあります。

その人が

今日使えるはずだった時間。

休めたかもしれない時間。

次の予定に使えたかもしれない時間。

それを

自分の都合で

少しずつ削っている。

大げさに聞こえるかもしれないけど

時間は、その人の人生そのものです。

ある意味で、寿命を削っていると言ってもいい。

待っている側は、何もしていないようで

実はずっと気を使っています。

来るかな

来ないかな

連絡は来るかな

次どうしようかな

この

目に見えない消耗は

確実に蓄積していく。

よくある言い訳も分かります。

ちょっと押してて

道が混んでて

忘れてて

人生はだいたい予定通りにいかない。

でも、一度や二度なら事故。

毎回なら、それは性格じゃなく習慣です。

時間を守る人は、時間に厳しい人じゃない。

相手の人生を、自分の人生と同じ重さで

扱っているだけです。

逆に言えば

時間を守らないという行為は

無意識のうちに

相手の人生より

自分の都合を優先している

というメッセージになる。

そして、もう一つの結果。

時間にルーズな人が、失っていくのは

信用だけじゃない。チャンスです。

仕事を任されなくなる。

声がかからなくなる。

大事な話が回ってこなくなる。

嫌われたわけじゃない。

ただ、任せるには怖い、そう判断されているだけ。

信用とチャンスは、一瞬では失われない。

でも。小さな遅刻が少しずつ少しずつ、人生ごと

距離を作っていく。

これは罰じゃない。

自然現象です。

信頼は積み上げ式。

時間は。その一番下にある土台です。

もし、時間を軽く扱っている自覚があるなら

今日からでいい。

10分早く動く。

5分前に着く。

遅れそうなら、先に一言入れる。

それだけで、奪わなくて済む時間がある。

時間を守るというのは、相手の人生を

ちゃんと尊重しています

という

一番分かりやすい意思表示です。